桃太郎「部長、少しだけ山元町を通過します。すぐに亘理町ですよ。」
明通峠をぬけるとすぐに国道6号線に出た。北上するとすぐに亘理町に入った。カントリーサインを見た後少し走り、空き地に車を止めた。
部長「あまり近過ぎたな。もう少し運転したかったな。」
桃太郎「時間が掛からなかった事は良い事だと思うのですが・・・。」
部長「次はお待ちかねの桃太郎か!」
桃太郎「何ですかお待ちかねって?」
部長「気づいてないのか?お前が引くと必ず遠くなんだよ!」
桃太郎「嬉しそうですね。」
部長「さあ、桃太郎に遠くに連れて行ってもらおうか、金太郎?」
桃太郎「そう、毎回上手くは行きませんよっと!」
部長「あーーーー!やった、またやったよ!」
金太郎「あっ!」
桃太郎「なんだよ金太郎まで。んっ?あーーーー!富谷町?」
部長「はあ・・・。また宮城を縦断か・・・。時間も無い、行くか?」
皆の落胆はそれはそれはすさまじい物でした。すでに15:00。まだ目的地は7箇所。あと33箇所も有る。しかも次は富谷町。意外と時間が掛かるものだと皆が覚悟したのがこの瞬間でした。夏の日の午後。長い一日はここから後半戦に向かうのでした。
ここは国道6号線。富谷町へのルートは2つ。このまま国道4号線に合流し北上するルートと亘理ICから高速に乗るルート。もちろん後者を選択。この時間帯を考えれば、高速が最適かつ最短ルート。
部長「じゃあ、ルートは高速使用だから亘理ICだぞ。すぐ見えてくるから。その前にセブンイレブンが有るから寄ってくれ。右側だから注意だぞ!」
桃太郎「分かりました。」
10分位でセブンイレブンが見えてきた。何御飯と言うか分かりませんが、遅過ぎる昼御飯とでも言いましょうか?時間が無いので取り合えず走行中に食べられる食べ物を購入。
部長「悪いが、時間が無いので、行くぞ!目指すは、利府しらかし台ICだ。」
部長が悪いが何て言う事事態が凄い。我々の疲労感やモチベーションの低さを汲み取った感じだろう。どんに急いでも45分は掛かる工程。いくら運転のすきな桃太郎でも、この高速を今日は2往復目。今後ももっと高速移動が続きそうだ。
つづく