-第四弾を切り上げて一ヶ月が過ぎたある日-
部長「来週から新人が一人入るぞー!」
桃太郎「えーっ?聞いてませんよ?」
部長「あれ?言ってなかったっけ?事務の仕事が忙しくなって手が足りなくなったから求人出してたんだよ!」
桃太郎「全く、聞いてませんが・・・。」
部長「それで、新人が来たら次の企画やるからな!」
桃太郎「そろそろやらないといけないなとは思ってました。」
-新人が来る当日-
部長「一週間は事務の仕事教えるから来週出発するから。」
桃太郎「分かりました。」
新人「始めましてWです。宜しくお願いします。」
部長「おう、宜しくな。W君さ、こないだ企画とかの話を電話でしたけど、あだ名というか芸名が必要なんだよね。それでさ金太郎で良いかな?」
新人「えっ?」
桃太郎「部長!普通誰だって言葉失いますよ!そんな事言ったら。」
新人「あー、分かりました!それで良いです!」
やけに腰の据わった新人でした。では改めて今後新入社員Wは、金太郎と呼ばれます。
やっと後輩が入社。しかも素直で生真面目な性格!理想の後輩!!少し変わり者!
-そして一週間後-
部長「じゃあ明日は、仙台駅の東口に朝7時に集合!」
桃太郎、金太郎「分かりました!!」
久しぶりの朝からロケ。今回は遠くまで行きそうな感じ。広大なロマンが待っていそう。桃太郎もこの頃は旅が好きになっていたのでワクワクでした。
-旅当日-
取りあえず仙台駅の東口に集合しております。現在朝7時。そこそこ人も居ます。こんな所で待ち合わせも初めてです。んっ?いつぞやの旅では仙台駅の正宗像の前で待ち合わせた事有ったなあ。こんな過去の話を驚いて聞いてくれる金太郎が良いなあ。
だって今までの旅の話を聞いたら、普通の人はこれ位は驚いてくれるし、何ならこの会社に入社した事を後悔するはずだもん。等々と金太郎に昔話を長々と説明をしておいた。
それにしても相変わらず待ち合わせにはギリギリにしか来てくれない部長。そんな時待ってる人って、ドキドキするんですよ。待ち合わせ場所が違うんじゃないかとか、時間が間違ってないかとかね。それにしても、部長は何処から来るんだろう?
つづく