三日目・・・。
今日も旅は続きます。前回の二日目からは一週間が経過しました。
二人はまたウンザリした顔で集合。さすがに厳しい旅ですから・・・。桃太郎は、前回の最後に部長が「この続きに関しては明日考えるか」と言っていたが、一週間経った今日の朝になっても、一向に続きを話し合わない事を気にして自分なりに考えをまとめていた。
桃太郎「部長、昨日考えてたんですけど、今日だけでは終わりませんよね?まだまだ続きますよね?」
部長「んっ?そうか?今日で決着付くんじゃないのか?」
桃太郎「はっ?前回の二回の旅の内容もう忘れたんですか?無理ですよ、今日だけじゃ。と言うか、昨日思ったのは、この旅ってダラダラ続けたら駄目な気がするんですが?面白みが欠けていく気がするんです。それと苦痛が読者に伝われば良いですが・・・。伝わってますか?」
部長「ズバット言うね。そうか・・・。そうか・・・も、な。じゃあ行くか七ヶ浜町へ!」
桃太郎「部長?聞いてますかーーー?」
桃太郎の真剣な意見も割り箸の神には通じなかったのか?
二人は昨日最後に桃太郎が引いた七ヶ浜町へ向かった。いつも通り出発は泉区の事務所からだ。朝もやが晴れて気持ちの良い日だ。
桃太郎「国道4号線から国道45号線に降りますか?それとも産業道路から行きますか?」
部長「産業道路まで行くと逆に遠回りだろ。国道45号線から行って、中野栄駅前から産業通りに入ろう。」
二人のウンザリした気持ちから集合時間に集合出来なかった二人。国道45号線に降りて中野栄駅前を通過する頃にはすでに10時を過ぎようとしていた。
部長「後は多賀城駐屯地の有る信号までまっすぐだ。」
七ヶ浜町に入るには、国道45号線の下馬付近から貞山橋を渡るか、産業道路を進み多賀城駐屯地前から右折して大代橋を渡る方法がある。二人は大代橋を渡りまもなく七ヶ浜町の看板を越えた。
部長「意外と時間掛かったな。営業車とか多かったもんな。」
桃太郎「だ・か・ら、時間は掛かるんですって!この七ヶ浜町で約半分ですよ!」
部長「うーーーん。そうだなあ。」
桃太郎「あーーー!聞いて無い振りだー!」
部長「ほれブツブツ言ってないで次は俺だぞっと!よっ!松島町だ!」
桃太郎「部長すごい!」
部長「そうだろ!」
つづく