多賀城駅に到着。
ここは、宮城県のみならず東北各地から歴史探訪に足を運ぶ歴史の町です。最近また注目を浴びている多賀城、古く奈良時代には東北の政治の中心として栄えたと言われる所です。
と、言われてもあまりピンと来ないかもしれませんね。今はその当時の片鱗を見ることが出来る大きな建造物が完全に残っているところが無いですからね。京都や奈良を訪れる感じとは全然違います。自分で当時の建造物を創造する楽しさなんですよ。
所々に残る史跡から大きさを想像し、博物館や資料館の写真や文献を見てさらに想像を膨らます。自分で想像するほうが、東大寺よりも大きな建物を想像できるかもしれませんよ(笑)。さらに高台に登れば多賀城や宮城野区、遠くは奥羽山脈の山々も見れます。多分当時の人々もこの景色を見たと思います(と言っても当時の景色は山々だけですが)。
ところで、歴史探訪の旅に出かけるなら東北歴史博物館のすぐ後ろ側の東北本線の国府多賀城駅下車が良いという人も多いでしょう。
しかーし!
仙石線の多賀城駅から徒歩にて多賀城廃寺跡や多賀城碑そして多賀城跡に向かって行くのも趣があって良いものですよ。この地域には昔の景観を壊す建造物もさほど無いので、安心して旅が出来ると思います。
うーん、確かに徒歩のみで旅するのは大変な距離ですが、自転車が有れば十分かと思われます。桃太郎も中学校の時、自宅から遠くなかったので多賀城の歴史を色々と調べたことが有りました。さて駅周辺南側ですが、駅前プールがあって目の前には砂押川、駅横には大きな公園が有り、葉ボタンがたくさんあって綺麗でしたよ。東側に有る砂押川に掛かる橋から南を眺めると、昔の繁華街のような商店が立ち並ぶ。以前はメインストリートと呼ばれてたんだろうな。この駅からは、七ヶ浜方面へのバスも出ている他、至る所にバス路線が有ります。仙台港にも一番近いのかも知れません。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は下馬駅でーす。
下馬駅に到着。ここは桃太郎にとっては辛い思い出ばかりの駅です。この駅前には大きな病院が有ります。坂総合病院です。桃太郎は幼少の頃よりかなりの病弱で夜中にタクシーで担ぎこまれた事も有りました。その後もチョクチョク体調を崩し、この坂総合病院に通いました。さらには今も大嫌いな歯科もここに有りました。毎回行くのが怖くて泣き泣きこの駅に来たのを多分一生忘れません。小学校の高学年になると逆に風邪も引かなくなって、それ以後もここには来なくなりました。今日は昔を思い出して坂病院までの道のりを周りの景色を見ながら往復して下馬駅を終了しましょう(実はあまり長居したくない程のトラウマだったり・・・)。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は西塩釜駅でーす。
西塩釜駅に到着。駅から降りると周りには店らしい店は見当たらなかった。しかし東北本線の塩釜駅の方へ向かって歩いていくとコンビニも銀行も有ります。仙石線西塩釜駅は通勤通学には無くてはならないんでしょうが、駅周辺は古くからの民家や商店が並んでる。なんとなくですが塩釜の表と裏が見えている駅です。
つづく