さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は前谷地駅でーす。本当は違うけど。
前谷地駅に到着。
結構スピード出てるのであっという間に到着してしまいました。
何か不思議な感じがする。多分、各駅停車じゃないから。別に各駅停車が好きなわけじゃないんだと思うけど、石巻駅で感じた「各駅停車を終えた」という達成感の快感が有るからでしょうか?鹿又駅、佳景山駅を通過した事が悔いとして残る気がした。
気を取り直して、駅を出てみると駅前が広がります。石巻線も仙石線の駅前と同じ位の風景の駅が有るんですね(近隣の皆様すいません)。正面に100m位の真っ直ぐな道路が有り、両側には店が並び、突当たりには病院が有ります。コンビニが無いのが淋しいですが、地元の人には十分なんでしょうね。探索したいのですが、すでに16時30分過ぎ。周りはすでに薄暗く、お店の看板がコウコウと付いてます。人の存在を探そうにも左手の公園に母子が遊んでる位です。
うーん、(夕方になって)今日は特に冷えるなあ~。しょうがないので、次の電車までは駅舎内で過ごす事にしよう。缶コーヒーでも飲んで。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は小牛田駅でーす。
小牛田駅に到着。涌谷駅、上涌谷駅を通過しました。駅で停まる度に外の風景を取材し様と試みたけど無理でした。残念です。
小牛田駅のホームは、石巻線のホームだけでなく、東北本線のホーム、陸羽東線のホームもあるので、思い起こしてみても第一弾の旅で訪れた駅では最大の駅だと思う。とうとう着いた。石巻駅の時程では無いが、感動した。辿り着いたという感覚だ。時間はすでに18時になろうとしていた。周りは完全に夕闇に覆われていた。駅前に出ると、駅前は真っ暗。見渡す限り大きなお店の看板は無い。駅舎の看板が明るいのみ。ちょっと拍子抜けしたが、明るい時に訪れてみたかったなと思った。さて、まずは、部長に電話してみるか。
桃太郎「部長、今小牛田駅に到着しました。」
部長「おー!着いたか。連絡待ってたぞ。そっちは寒いだろ?」
桃太郎「そうですね。寒いです。」
部長「まずは御苦労様。後は帰ってゆっくり休んで良いぞ。」
桃太郎「はい。分かりました。では。」
部長への電話が終わると心でホッと聞こえた気がした。これは遊びじゃない。桃太郎の仕事だ。だから今まで味わった事の無い達成感と終えた後の安心感が有るんだと思う。旅を始める前、自分は旅慣れていると思っていた。旅は自由なんだと思っていた。旅を苦しいと思った事も無かった。
今回の旅で桃太郎の心には大きな変化が有った気がする。でもまだハッキリとは分からない変化だ。人に説明出来るものじゃない。
ふー!!(溜息)まずは家に帰ってゆっくり休もう。そして旅を振り返ってみよう。明日からは事務仕事が待っている。HPの開設だー!!皆様第一弾の旅にお付き合い頂きましてありがとうございました。
完