こんばんは、桃太郎です。
三陸縦貫線をドンドン北上していく三人。
桃太郎にとって本当に楽しい旅だったのを覚えてます。
部長たちに仕方なしに付いて行ってる感じではありませんね。
この時、三人での旅が今後も続けば良いのにと思っていたはずです。
旅人Kの人物像に触れるラストなんかは、当初の文章を見ただけでウキウキ文章だと分かります。
文章が幼稚なのは、随分前の旅だと言う事でご勘弁願いたいです。
旅は、2007年一月。
随分昔の話ですから。
つづく
東北の海岸線を走る三陸縦貫線。
気仙沼からは大船渡線が出ている。
大船渡線は、岩手県の一ノ関駅から気仙沼駅を経由し盛駅まで105.7kmの路線である。
今回は気仙沼駅から盛駅まで向かう。
主にこの路線をドラゴンレールと呼ぶが、それは一ノ関駅から盛駅までの線路がドラゴンの形に似ている事から名づけられた。
桃太郎「大船渡線ですか。見知らぬ路線ばかりでワクワクです。」
部長「俺だってあまり詳しくないから、ワクワクではあるよ。」
旅人K「私は初めてでは有りませんが、皆と仲良くお手手繋げるのでワクワクです。」
桃太郎「お手手??ちょっとだけ気持ちが良くないんですが・・・。」
大船渡線は、いきなり山際に舵を取ります。
どんどん山間に向かって進みます。
ほぼ一直線。しかし、山沿いの割には、トンネルは少ないのですが、景色は山間です。
民家は少なく、完全なる銀世界です。
宮城県はそんなに雪が無いのですが、さすが岩手県に入ると気温も雪も凄くなっていく。
電車も陸前高田駅に着く頃には市街地の風景となり、港町が見えてきた。
陸前高田駅を過ぎると一転海が良く見える海岸線を走ります。
トンネルも少なく、海が良く見えます。
地平線まで見る事が出来、初めて三人は旅に浸り始めた。
桃太郎「景色めちゃくちゃ良いですね。」
部長「冬は、景色がはっきり見えるから余計綺麗だな。」
電車はその後も大船渡漁港へ向かう。その景色の綺麗さで、さらに旅の気分は盛り上がった。そして電車は終点の盛駅へ。
桃太郎「定刻通り調度60分で到着です。12:21です。」
部長「そうか。ここもバタバタなんだっけ?」
桃太郎「ハイ。12:34には出てしまいます。」
部長「駅舎の外には出よう!写真位は撮ろう。」
この路線は、平日と言う事も有り、乗客は少なく。高齢者ばかり。
それでも我々と同じく旅をしている一団を発見。
青春18切符巡りだと三人は思った。
盛駅からは、三陸鉄道南リアス線に乗ります。
まだまだ北上します。
前日の雪が溶け出すほどの陽気。
アスファルトの上は、すっかり乾いていた。
三陸鉄道南リアス線は、盛駅から釜石駅までの36kmを結ぶ路線。駅数は11。
桃太郎「さあ、時間が有りませんから二人とも電車に乗ってください。」
旅人K「タバコが吸いたいなあ。」
桃太郎「置いていきますよ!」
旅人Kについてはまだまだ多くは語ってないが、それはおいおい語っていくとして、今分かっている事は彼は愛煙家である。
つづく