2017年 2月 1(水曜日)仙石線の旅 続編
こんばんは、桃太郎です。
以前お話していた仙石線の新駅「石巻あゆみの駅」を取材してきました。 快晴。久しぶりの仙石線。本当にドキドキです。 思えば、このサイトを始める時、最初の旅として選ばれたのが身近な仙石線でした。 あれから13年経ちました。 仙石線の車窓を見ながら、ずっと最初に旅した時の事を思い出してました。 そんなこんなであっという間の一時間。 石巻あゆみの駅に到着。この駅は、震災前から計画に有った駅だそうですね。 復興公営住宅地が近く、駅舎から見ると目の前の家がまさに今建築中だったりもする。 駅前には、あゆみの駅前公園が有りますね。駅舎の前にはローターリーが有ります。 北に向かって真っすぐに道路が延びています。ちょっと歩いてみます。 完全なる住宅街。家からこんなに近い駅なら便利ですね。北に歩くと大通りに出てコンビニやドラッグストアが有りました。 石巻のベッドタウンになっていくでしょうね。 桃太郎が写真を撮っていると、やはり駅舎を撮ったり、公園を撮ったりしてる人が居ました。 皆も新しい駅に興味が有るんですね。10年もすれば家で埋め尽くされた駅前になりますね。滞在は約1時間でしたが、久しぶりに新しい駅に来れて嬉しいですね。 仙石線の旅は今後もつづくです。 2008年 12月 2(火曜日)第二十二話さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は前谷地駅でーす。本当は違うけど。
前谷地駅に到着。
結構スピード出てるのであっという間に到着してしまいました。
何か不思議な感じがする。多分、各駅停車じゃないから。別に各駅停車が好きなわけじゃないんだと思うけど、石巻駅で感じた「各駅停車を終えた」という達成感の快感が有るからでしょうか?鹿又駅、佳景山駅を通過した事が悔いとして残る気がした。
気を取り直して、駅を出てみると駅前が広がります。石巻線も仙石線の駅前と同じ位の風景の駅が有るんですね(近隣の皆様すいません)。正面に100m位の真っ直ぐな道路が有り、両側には店が並び、突当たりには病院が有ります。コンビニが無いのが淋しいですが、地元の人には十分なんでしょうね。探索したいのですが、すでに16時30分過ぎ。周りはすでに薄暗く、お店の看板がコウコウと付いてます。人の存在を探そうにも左手の公園に母子が遊んでる位です。
うーん、(夕方になって)今日は特に冷えるなあ~。しょうがないので、次の電車までは駅舎内で過ごす事にしよう。缶コーヒーでも飲んで。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は小牛田駅でーす。
小牛田駅に到着。涌谷駅、上涌谷駅を通過しました。駅で停まる度に外の風景を取材し様と試みたけど無理でした。残念です。
小牛田駅のホームは、石巻線のホームだけでなく、東北本線のホーム、陸羽東線のホームもあるので、思い起こしてみても第一弾の旅で訪れた駅では最大の駅だと思う。とうとう着いた。石巻駅の時程では無いが、感動した。辿り着いたという感覚だ。時間はすでに18時になろうとしていた。周りは完全に夕闇に覆われていた。駅前に出ると、駅前は真っ暗。見渡す限り大きなお店の看板は無い。駅舎の看板が明るいのみ。ちょっと拍子抜けしたが、明るい時に訪れてみたかったなと思った。さて、まずは、部長に電話してみるか。
桃太郎「部長、今小牛田駅に到着しました。」
部長「おー!着いたか。連絡待ってたぞ。そっちは寒いだろ?」
桃太郎「そうですね。寒いです。」
部長「まずは御苦労様。後は帰ってゆっくり休んで良いぞ。」
桃太郎「はい。分かりました。では。」
部長への電話が終わると心でホッと聞こえた気がした。これは遊びじゃない。桃太郎の仕事だ。だから今まで味わった事の無い達成感と終えた後の安心感が有るんだと思う。旅を始める前、自分は旅慣れていると思っていた。旅は自由なんだと思っていた。旅を苦しいと思った事も無かった。
今回の旅で桃太郎の心には大きな変化が有った気がする。でもまだハッキリとは分からない変化だ。人に説明出来るものじゃない。
ふー!!(溜息)まずは家に帰ってゆっくり休もう。そして旅を振り返ってみよう。明日からは事務仕事が待っている。HPの開設だー!!皆様第一弾の旅にお付き合い頂きましてありがとうございました。
完 2008年 11月 29(土曜日)第二十一話さて、ドキドキの乗車。
おー、石巻線はワンマンなんだー。
しかも2両編成。
色々車内アナウンスが流れてるんだけど聞き取れない・・・。
声が割れてますよ~。
ちなみに分かったのは、前からしか降りられないって事位だな。
ワンマンだから収集つかなくなるからだろうな。
まあまあ良いでしょう。ではでは、いつものように、さて、次の駅は曽波神駅でーす。
曽波神駅に到着。石巻駅からは5、6分位かな。それにしても仙石線よりも加速が凄いね。確かに早いです・・・。ただ、加速音に余裕を感じないんです。すごい限界を感じる音だね。しかもかなりの高音だったな。景色としては、一番後ろからは走ってきた線路も見えて一人で大興奮でした。
鉄道ファンには最高ですよ。
見る価値有りますよ~!
で、ホームに下りると・・・、おーーーい。これ駅舎?・・・って言うか、かなり小さな駅舎。
それに山と田んぼと会社しか無い。
有るのは、自販機が1台。ポツン。
駐輪場も有るには歩けど、6台しか自転車が無い。
ここは、凄い、人が居ない。
降りない、乗らない。
誰か来てよ本当に。
ベンチが有るよ、3人掛けのベンチ。ここで待つとするか。
そう言えば、次の電車は何時だろう。
おーーーい!!!!!!
だよなー!!!!!!!
やっぱりな!!!!!!
やっぱり一時間待ち!
確かに驚きませんよ。
一時間なら何回待ったことか。
仙石線も変わりませんよ、石巻線が特別本数が無い訳ではありません。でもでも、このまま、各駅停車では今日中には帰れないよな。不可能だよなあ、どうしよう。
ここは部長に電話してみるか。
桃太郎「すいません。あのー、石巻線も各駅停車でないといけないですか?」
部長「んっ?そ、そうだなあ。もちろん各駅でなくて良いよ。」
桃太郎「えっ?良いんですか?」
部長「だって、今からじゃ、時間的に間に合わないだろ?」
桃太郎「えっ、は、はい。」
部長「ただ、前谷地駅にだけは寄って欲しい。そこだけは取材して。」
桃太郎「は、はい。分かりました。」
部長「よろしくー。」
前谷地駅かあ、一駅だけなら全然問題無いな。一駅だけっていうのも実はちょっと寂しい気もするよな。仙石線の旅は何が何でも各駅停車だったから、曖昧な旅だと物足りないんでしょうか・・・。
それにしても・・・、うーん。
さっきの部長って何となくドモってたなあ。
何でだろ?
なんか聞いてまずい事有ったのかな?
変な事言ったっけ?
それにしても寒いなあ・・・。まだ電車来ないかな~。
おっ、やっと来た。それにしても、もう暗くなってきたなあ。
本当に最後は来るのかな~。
ゴールって本当に有るのかなぁ、本当に・・・。
周りが暗くなってくると何となく強い不安感が襲ってくるよなあ・・・。
つづく 2008年 11月 26(水曜日)第二十話最後の最後でまたページの都合・・・。すいません。
石巻駅前を一回り散策したら、少し落ち着いたな。駅のベンチに座る頃には、すっかり平静になった。桃太郎がこんな達成感を覚えたのは記憶に無い。だから駅のホームに降りた時、もし誰も居なかったら大声で喜びの声を上げたと思う。3日にわたる旅。それも部長への電話で終わりだ。確かに寂しい気もする。でもこれも仕事、任務だ。 完了の報告をして初めて終わりだ。プルルル・・・。
桃太郎「部長!着きましたよ!石巻駅。」
部長「おー、着いたか。ご苦労さん。もう石巻観光は済んだのか?」
桃太郎「はい。駅前の散策は終了です。」
部長「そうか、旅は楽しいだろ?」
桃太郎「そうですね。でも各駅停車ってだけで、観光では無かったですよ。」
部長「そうだな。ただの観光なら誰でもやってるよ。各駅停車だけの旅だから良いんだよ。」
桃太郎「なるほど(最初からこの説明して欲しかったよな)。確かにそうですね。」
部長「今は・・・、15時過ぎたのかぁ。お前何で帰ってくるの?」
桃太郎「えっ?もちろん仙石線で帰りますよ!」
部長「あのさ、まだ時間有るから、石巻線に乗って、小牛田まで来て、本線で戻ってみたら?その方が意外と早いよ。」
桃太郎「えっ?石巻線?」
部長「仙石線のホームから見えなかった?」
桃太郎「あー、見えました。降りる時見ました。」
部長「それそれ、それに乗れば良いんだよ。決まりな!乗った事無いだろ?」
桃太郎「ええ、ありません。」
部長「よっしゃ。そのルートでいこう。気を付けてな。プッ、プープー。」
石巻線かあ、そうか確かに桃太郎の家は東北本線の沿線だ。その方が絶対的に早い気がする。さすが部長詳しいな!部長にも優しさが有るんだな。
旅を頑張ったから優しいんだろうか?
電話の応対から疲れてるって分かったのかな?
まあ、早く帰れるんだし、第一に石巻線には乗った事が無い。
今まで旅と言えば、車でしかした事が無い。
故にワクワク感がだんだんと湧いてくるのが分かる。
そうだ、まずは時刻表のチェックだ。何時のに乗れば良いんだろ。石巻線の改札はーっと、えーっと、あっ!あと3分で出ちゃう。おっとっと。切符切符と、んっ?そう言えば、石巻線は各駅停車するのかな?そこんとこは何も言ってなかったな。
小牛田駅までは、えっ?8駅しか無いんだ。そうか、時間もまだ有るな。とりあえず次の駅までの切符を買うか。急がないと乗り遅れてしまう。
それでは、切符を買ってゴー!
つづく 2008年 11月 19(水曜日)第十九話さて、コーヒーも飲んで一息ついたし、旅を続けないとね。そうあと2駅なんだから。んっ?少し肌寒くなってきたな。まだ2時にもなってないのに。まああと少しで旅も終わりなんだから焦る必要は無いな!
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は陸前山下駅でーす。
陸前山下駅に到着。さーて、おー、また住宅街の中の駅ですね~。自販機が有って、ベンチが有って、おースリムなポストが有るのか~。色んな方向から駅に向かって来る道路が有るんだけど、あまり遠くは見渡せない。おっと、また悪い癖、次の電車の時間チェック!うーん、あれっ。あまり時間が無いのか~。25分位かな。まああと2駅だし、少し散策するか。
北に歩くとコンビニが、そして大きな通りに出た、国道45号線だ。さすが、石巻市すごい交通量。実は桃太郎は、石巻に来るのは初めてでは無い。どちらかと言うと久しぶりと言うべきだろう。桃太郎の仲の良い友達が石巻の出身で毎年8月の川開きの花火大会には度々来ていた。だから、45号線のこの交通量は、見慣れたものだった。しかし、松島を離れこちらに近づくにつれて、人もあまり見かけない駅等々も多く、人里から離れたような(大げさ?)気がして、この交通量を見て「また都会に来たんだなあ」と感じられたのだ。
皆さんもこの旅をやってみてください(誰もやらないって)。必ず大げさではない、確かにそうだ。と思いますよ。おー、もう戻らないと。時間です。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は終着駅石巻駅でーす。
そして・・・、14時11分。無事に石巻駅に到着。さーて、ホームに降りますよ~。せーの、よっと、一息ついて、深呼吸。
やったー!!やった、やったよー(はじめてのチュウより)!
やっと着きましたよーーー。は~るばる来たぜ石巻~(byサブちゃん)。
自然に浮かれます。少し涙が出ました。マジに嬉しいです。久しぶりに来たよなあ~。
あれっ?
石巻線の駅舎が・・・。あれっ・変わってる。風景が変わってますねぇ。いつの間に。まあ16、7年ぶりですから当たり前ですかねえ。まずは外へ。駅舎内の売店もやっぱり他の駅とは違いますね。そして外へ。
おー駅前も前々変わっちゃいました。さくら野さんの看板がデカイ。そして目の前にはでーっかいクリスマスツリー。夜には雰囲気抜群でしょうね。確かにロマンチックです。しかし、確かに日は陰ってまいりましたが、まだ夕方には程遠いですから残念。夜の雰囲気を感じる事は出来ません。べ、別に感じたくないと言ってるわけではあ、ありませんよ!
うーん、それにしても駅前は変わりましたね。狭さは変わりませんが、華やかさが有ります。少し歩いてみましょう。おー、一歩街中に入ると旧商店街が有ります。ここは、あまり変わってない気がします。この後も街中を散策。美味しいもの食べちゃいましたよ。さーて、そろそろ部長に報告せねば。でもここではなんだから、一度石巻駅に戻って帰りの電車を確認してから電話しようかな。もう15時かぁ。今日は、晴れてて良かった。寒かったけど、直射日光がそれを和らげてくれたもんな。てくてく歩いて駅に到着。ベンチが有るのでここから電話しましょ。
おっとっと、つづく
2008年 10月 16(木曜日)第十八話駅前から正面には、車の往来の多い交差点が、あそこはもう45号線ですね。田んぼの中を越えては来ましたが、ここはかなりの街中ですね。市街地と言うのでしょうか。
んっ?45号線に出ては見たけど・・・。お店が無い。
遠くにかすかにローソンらしき看板が見えるくらい。交通量が多いのにお店が無いのは不思議です。おっと、大事な事を忘れてた。次の電車の時間を確認して無いや!これは大変。駅は目の前だから戻って確認しましょう。
散策はそれから。駅前の定食屋さんの前の旗が空腹を誘う。「エビフライ」だって。食べたーい!!
しかし、今は駅に向かわねば・・・。ふー、駅に戻ってビックリ!駅には、折込型の時刻表が有った。その中を見ると、ここからは全ての電車が各駅停車。下調べをしてないでガックリする事ばかりのこの旅ですが、初めて下調べをしてない事で、良かったと思いました。まあ良かったって事は有りませんが、とても嬉しいです。おっと、嬉しがっているけど、あと5分で電車が来ちゃう。矢本駅はここまでか・・・。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は東矢本駅でーす。
東矢本駅に到着。意外と近いです。矢本駅から3分位でしょうか。ここは、北側が見渡す限りの田んぼ。南側は団地。感じとしては、この団地の人の為の駅と言えますね。まだお昼ですから駅に降りる人も疎らですが、通勤、通学時間にはある程度降りるんでしょうね。駐輪場の自転車の数がそれを物語ってますね。かなりの数です。駅前には公園が有り、子供とお母さんが遊んでます。次の電車までは40分以上有るんだけど、ホームで線路の先を見る以外には何も・・・。もう完全にお昼。お腹が空いたなぁ。
もうあと4駅かぁ。もうすぐだな。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は陸前赤井駅でーす。
陸前赤井駅に到着。東矢本駅を出て川を渡った辺りから、すっかり街中に入りましたね。お店は見えませんが、北も南も住宅地です。まずは駅前散策。駅前はお店が結構有りますね。散策しようと思いましたが、24分しか有りません。スーパーでパンを購入。ホームで食べる事にしまーす。いやー今日最初のお食事。3日目ですから、お金もそこそこ持ってきました。経験を生かさないとね。それなのに駅に降りてもなかなか食べ物屋さんにめぐり合えません・・・。
さてあと3駅です。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は蛇田駅でーす。
蛇田駅に到着。駅前にはファミリーマートが有りますね。コンビニが駅前に有るのも久しぶりです。駅前には数台停まれるタクシー乗り場も有ります。うーん、石巻駅に近づくにつれて駅前にお店は無いものの家々がかなり増えてきました。駅前の自転車の数も増えてきました。すごい数です。まだ1時過ぎ、しかもあと2駅。今日は余裕を持って行動出来ます。旅の余裕も出てきました。
コンビニ以外何も無いけど、こんな時に40分近くも余裕が有るなんて・・・。コンビニで暖かいコーヒーでも飲みましょう・・・。ゴクッ!う~ん、美味しいな~。
つづく 2008年 10月 8(水曜日)第十六話今日は朝から風が吹いていた。でも太陽が有った。でも今は違う。明らかに寒い。公園で遊んでる人が居ない?当然だよ・・・。寒すぎ・・・。ウインドブレーカーではこの後きついかな・・・。通報されないうちにホームに上がろう。やっと列車が来た。携帯みたら本当に一時間。現在17時17分。すでに薄暗いです。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の駅は野蒜駅でーす。
野蒜駅に到着。さすがに快速の停まる駅ですね。工事用車両の為の引込み線が有ります。東塩釜以来久しぶりに大きな駅に来たんだなあと感じさせます。改札を出てみると駅前が有ります。しかも帰宅ラッシュ。以外に人が降りますね。それにしても暗いですなあ・・・。
とりあえず駅前を見渡して・・・、おー「ヤマザキショップ」の看板が光って明るいですな。そう言えば、高城駅に着いた時に寄ったコンビニでオニギリを買ってから特に何も食べてないけどお腹空かないなあ。駅前を見わたすって言ってもそろそろ限界だなあ。どうしよう・・・。そうだなあ、部長に相談するにしても計算してみるか・・・。
今が野蒜駅。次の陸前小野駅には幸いにも快速が停まるから17時46分発に乗れるとして、次の陸前小野駅に17時50分着。鹿妻駅、矢本駅と計算すると、矢本駅に着くのは19時半になるのかあ・・・。ただ単に各駅停車するなら良いけど、駅周辺リポートを入れるとなると無理だな。部長に相談しないと駄目だな!
桃太郎「もしもし、今、野蒜駅まで来ましたが、外が見えなくてリポートが出来なくなって来てますが、まだ継続した方が良いですか?」
部長「う~ん。旅番組だから景色とかお店とかがリポート出来なかったら意味無いからなあ・・・。あと何駅有るんだっけ?」
桃太郎「石巻駅まで入れて8駅です。」
部長「8駅かぁ・・・。やっぱり無理かあ!次で終了出来るから次にしよう!」
桃太郎「分かりました。では今から帰ります。」
やけにあっさり会話が済んだなあ・・・。 意外と「今日中に終わらせろよ!切りが悪いだろ!」くらいに言われるかなあ何て思ってたんだけど・・・。しかも!!「やっぱり無理かぁ」って言ってたな!! んっ?「分かってた?」 まさか・・・。二日では着かない(終了しない)って分かってたのかな?そう言えば・・・、初日の終わりに本塩釜駅から電話した時、「えっ?そんなに簡単だった?」とか「次回で終わっちゃうんじゃない?」とか言ってたな!と言う事は、これ位過酷だって事は知ってたってことか? つまりは、東塩釜駅を過ぎると本数が減るのも知ってたんだろうな。だから進み過ぎた本塩釜駅での報告を聞いて少し怒ってたんだ!一日目で東塩釜駅を過ぎると本数が減るってばれるから・・・。なるほど・・・。部長!すごい!シナリオが有ったんだね、ちゃんと!少し納得したな。でも、待ち時間の長さと寒さまで計算していたかな?だって・・・、絶対寒いぞ!!凍えるって!海が側だし!!フー!まあ、帰って風呂入ろう・・・。 第一弾企画二日目 完。 2008年 9月 20(土曜日)第十五話手樽駅御利用の皆様本当にすいません。もしこんな所がすごいというのが有れば掲示板に書き込んでください。力不足でした、反省してます。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の駅は陸前富山駅でーす。
陸前富山駅に到着。現在午後2時過ぎ。
日も山々の陰になりそろそろやばい。
手樽駅とは違い、建物が傍に在るので風は少し凌げる。
・・・にしても寒いよお~。
風が吹いていることも有るけど、駅周辺はとにかく海の臭いに包まれています。そう仙石線はここから海沿いを走ります。ここから海までは徒歩1分。堤防が有り、すぐに海の存在に気づきます。貝殻とか落ちてるしね。カキかな?でもこの辺の海は内海だから、全く波が無くて海という感じがしません。
ここも待ち時間は1時間有りますねぇ~。
徒歩で周辺を散策する事にしましょう。民家は有るんですが人の気配がしませんねぇ~。寒いので缶コーヒーを・・・。
う~ん、旨い。この旅って思い起こすと飲み食いが殆ど無いんだよな~。
決して全くお金が無いわけでは有りませんよ!(声を大にして!!)
その時間が全く無かったんです。各駅30分そこそこの滞在、しかもレポートしなくてはいけないと言うんだからかなりハードスケジュール。なかなか皆さんに伝わらないでしょうかね?飲み食いの時間が無くてガムと飴しか食べれません。おっと、そう言えば・・・散策したんですがやはりレポートする内容が見当たりません。魚屋さん?が見えますが、鯛でも買ったほうが良いのでしょうか?その後も寒くて駅舎から出れませんでした。本当に中途半端でした。すいません。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の駅は陸前大塚駅でーす。
陸前大塚駅に到着。おおーっとこの駅は陸前富山駅よりも海に近いよ!!って言うかすぐ海です。しゅげぇ~。ホームからは絶景だ!!夕日もまだまだ残ってるし、日差しが顔に当たるから少し暖かいかも。波はあまり無いけど、すごいいい眺めだ。かなり感動!でもここは風が防げないなあ~。(涙)本当に一人くらい座れるベンチが自動改札の横に有るだけ・・・。しかし時間が有るので、今日の日程を決める事にしよう。次の電車は4時過ぎだ。しかしながら、今日ギリギリまで頑張らねば、次回も一日で終わるのか心配だ。
と言う事は、やはり今日は行ける所まで行くしかない。幸いにもここからの駅は快速も停車する駅が多い。行ける!(確信みたいなものが有った!)しかしこの判断が後に自分をさらに苦しめる事になろうとは・・・。まだこの時の桃太郎は全く知りませんでした。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の駅は東名駅でーす。
東名駅に到着。あいかわらず何も有りません。コカコーラの自販機でまたジュースを買いました。そして、駅のホームから周りを見渡すと・・・。
おっ!公園だ、遊具だ。遊ぶべ遊ぶべ。
誰も見てなかっただろうなあ~。薄暗い夕方に30過ぎの大の大人が何してるんだか・・・。もしかして怪しいと思った人も居たかな?それは私、桃太郎でしたよ~。見た人居ましたらは掲示板に書いて下さいね。決して通報などしないで下さいね。悲しいから。それにしても寒くなってきたなあ~。
つづく 2008年 9月 11(木曜日)第十四話折角走ったのに着かなかった疲れからではなく、今後の旅に大きな影響の出そうな気がしていつのまにかホームの柱に寄りかかっていた。ガムの味も無くなるとハッと我に返った。
恐らく今日で旅を終わらせるのは無理だろう。
頭の中での単純計算でも容易に計算出来る。
もうお昼だから、暗くなるまであと4時間しかない。駅はあと14残っているから、単純に1時間に3駅は降りなければならない。東塩釜駅以降本数の少なくなった今の状態では不可能だ!部長に電話するか?いや、一応行ける所まで行ってそこで無理ですと伝える事にしよう。その方が努力の跡が見える。
やる前から諦めては駄目だ!!
うーん、良く考えてみると、こんな決意表明的な考えなんてこの旅始まって以来初めてだな。よーし。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の駅は高城町駅でーす。
高城町駅に到着。改札出るといきなり町並み?商店街?とにかく店や町が目の前に建っている。普通目の前にって言ったら広がっている!と言うはずなんだけど、ここは違う。左側にはあまりにも強引なタクシープール。以前はただの空き地だったとしか思えない雰囲気のスペース。なんだか車社会とは無縁の感じさえ覚える。多分、駅が車社会になる前に出来ていたからなんだろうな!と勝手に納得してみた。
東京に行った時にもこんな感じの駅前を見た気がする(何処だったかな~??)。住宅地が広がっているわけでもなく、道幅の狭い駅前商店街が約200M程続いている。珍しい作りだな~などと関心して見ていたが、よくよく思い出して見ると、仙石線の各駅前って全くといっていいほど同じ作りが無い!(当たり前か)
だから改札から出る時はワクワクするのかもしれない。次の駅には快速は停まらないから次の電車の時間までなんとたっぷり一時間の余裕が有る。散歩してみる時間はたっぷり有るな。商店街を抜けると大通りに出る、向かい側に渡り、細い路地を抜けると川に出る。川というよりは運河というくらいの幅しかない。でもこの町を見渡すと、川が交通の手段として活躍していたと思わせる。川の両岸に役場と警察署が相対し、大小の橋がたくさん架かっている。町の中心的役割のものが集まっている事が証明している気がする。
初めて降りた駅、始めてきた町なだけに仙台から遠く離れて感じられた。さてさて歩くのは時間があっという間に過ぎていくもんで、コンビニで買い物してたらすでに5分前。急がねば。駅に着いてまた時刻表を見た。快速に挟まれるように普通電車が出ている。故に普通電車の間隔は1時間に1本だ。これから快速の停まらない駅が続くのに、この間隔は絶望的だ。さて今日は何処まで行けるかな~。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の駅は手樽駅でーす。
手樽駅に到着。ついに、で、で、出たあ~。何にも無い無人駅。本当に何も有りません。民家も片方の指で数えられる位。何か探さねばとは思えど・・・。すいません。何も無いんです。
それなのに、次の電車は1時間後!!
一番気温の高い時間のはずなのに寒気で寒いの何の。泣きたくなる。待ってる時の時間は本当に長い。
「本当に過酷・・・。」
つづく 2008年 8月 27(水曜日)第十三話不思議な違和感の正体は時刻表だ!
もう気づいている人もいるんでないかな?
実は仙石線は多賀城駅を過ぎると本数が減り、更に東塩釜駅を過ぎると次の電車までは30分以上の待ち時間、快速電車が中間に入るとなんと50分近い待ち時間となるのだ。
快速電車に乗れば良いって?
次の駅に停まらなくてはならないこの旅では何回も快速に乗れるもんじゃない!
松島海岸駅まで来たが、まだ一度も快速に乗ってない事からみても明らかだ!
そうこの旅は東塩釜駅を越えた所から恐ろしくのんびりした旅となるのだ。前回の旅のスケジュールと比べて見ると、今現在松島海岸駅に到着したのが午前11時過ぎ。この時点で3つ目の駅である。
しかし前回のこの時間には6番目の駅苦竹駅で降りて、次の電車に乗り遅れて周囲を観察している時間である。うーん、先の事を考えたくないような絶望感に駆られる。
過酷?
まだそんな言葉は脳裏をよぎらないが、この言葉を使う時はそんなに遠くはない気がする。改札から出てまずは次の電車を見てみる。
ラッキー!!
次は快速。しかも次の駅にも停まる。ここからは次の電車に乗り遅れるなどというノロマは許されない!しかしここは日本三景松島だ。30分で何が見れるんだろう。車で来た事が有る「オルゴール博物館」まではとても遠くて行けそうにない。そう与えられた時間は30分なんだから!
さて急いで周りを観察しなくては。駅舎は大変こじんまりしていて古い感じ、昔何度も水族館に来たもんだ。宮城県人なら一度は来た事があるはずです。駅前プールまで降りて周りを眺めるとお土産屋さんがたくさん建ち並んでいる。人も多い。日本三景の名に相応しい人だかりだ。しかし仙石線で降りてきたのはほんの数人。皆車で来てるんですよね。少し桟橋の方まで歩いて見る。竜の形をした船。御馴染みの船だ。塩竃港周辺の桟橋までの遊覧船だ。桃太郎も乗ったことが有った。気づけば今日も強風、かなり寒い。海側の散策は終了。さて問題は時間だ。五大堂を見るか、瑞巌寺にお参りするか・・・。迷っても仕方ないから瑞巌寺にした。参道は暗い並木道、晴れてるのに暗い。人と何人かすれ違うがひと気は少なかった。しかし本道は遠い。時計を見た。
あっ!!絶望的な時間だ。今全力で引き返したところで間に合わないだろう。観光名所案内もしないと・・・。うーん。やっぱり戻ろう。観光名所案内も大事だが、まだまだある先の旅を考えるとここでのつまずきは痛い。かなりの不安が襲ってくる、絶望的な遠さの瑞巌寺だった、後悔先に立たず。全力で走った。駅に近づくホームに電車は来ていない。
まだ間に合う。ホームに着いた。間一髪間に合った、んっ?あれ?次の電車は12:02?慌てて時計を見た。俺の時計は4分前。ダイヤが乱れたのか?あれ?お、俺の時計の秒針が止まってる・・・。しかも今数分前に止まったようだ。まだ秒針がピクピク動いている。恐る恐る携帯電話を見た。仙石線は4分前にここを出たようだ。
ふう~。額に汗がにじんでいたけど、海からの冷たい風で気にならなかった。この松島海岸駅でのつまづきが後々どう影響するか心配だ。ポケットの中に有った軟らかくなったブルーベリーガムを噛んで溜め息をついた。心の中でつぶやいた。
「この旅過酷・・・。」
つづく 2008年 8月 24(日曜日)第十二話また半分で会話が途絶えてしまい、大変失礼致しました。スペースが無いと言うのは、ページ設定が決まっていて“行”が足りないという全く内々の話です。こんな理由で何日も待たせてしまい、ほんとうにすいませんでした(お詫び)。
この東塩釜駅は南北の風景が全く違います、まででしたね?
南側は造船所がほんとうに目の前に有って、港・海の雰囲気を漂わせてるし、北側は完全なる住宅街。ホームから塩竃市を一望出来ますが、駅を隔てて景色が全く違うんです。晴れてる日ならかなり眺め良いですよ(今日は風は強いけど晴れていたのでラッキー)。もし、ホームから絵を書くとすると二つの風景がいっぺんに書けるということになる。海側も綺麗ですが山側の住宅街は圧巻です。この風景は言葉ではなかなか言い尽くせませんよ。特に住宅が山々にべったり張り付いているように見える様は是非是非見て欲しいですな。駅の周辺では何も見つけられませんでしたが、まさかホームで発見が有るとは・・・。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は陸前浜田駅でーす。
陸前浜田駅に到着。うーん、ほんの少し仙石線を知ってる桃太郎はこの駅にはあまり何も話題は無いと思っていました。北、西、東には山々。南には海。でもホームの自動改札機(この駅より向こうには無人駅が多数存在する為、ホームからの出口付近に設置されている)を降りて左の看板を見ると、なんと(そこまで驚くことでは無い気もするが)!!
ここは利府町なんですね?
利府町にお住まいの方知ってましたか?
我が町に仙石線が通っていた事、そして駅まで有る事を!!
ってなんで俺だけ看板の前で力んでるんでしょう(汗)。しかも島まで有るんですね?人は住んでないようですが。利府町って何でも有るんだよね。宮城スタジアム、加瀬沼、新幹線基地、県民の森、グランディ21と良く考えるとすごい。そして東北本線、東北新幹線そして仙石線!何から何まで揃い踏みですなあ。うーん、利府町は恐るべしコレクティング力!利府町の事はだいぶ分かって頂けたかと思いますが、陸前浜田駅にはまだ見慣れないものが有ります。見慣れた「7イレブン」の看板、しかしその横にはなんと郵便局!完全に併設してます。何か便利なものの集まりって感じが有るけど不思議な違和感が漂っています。周りにあまり建物が無いだけに余計に目立っているだけなのかもしれませんが・・・。意外な陸前浜田駅の不思議に迫れました。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は松島海岸駅でーす。
松島海岸駅に到着。
この駅で桃太郎はこの旅の異様な違和感の理由に完全に気づいてしまった。
そうこの異様な違和感に気づき始めたのは、思い出して欲しいのだが、第十話の西塩釜駅で「次の電車までの待ち時間が30分位有るんだよな。何で?」と不思議に思った場面だ!
十一話でも、いつもガミガミの部長が桃太郎のミスに怒らなかった時、「また変な事にならなければいいんだけど」と予感していた。
予感では無く桃太郎は仙石線の旅の過酷さをこの駅で知ることになる。
つづく 2008年 8月 18(月曜日)第十一話あれから一週間。
あの第一弾の旅がまるで昨日のような感覚でしかない。つらくは無いけど、ちょっと緊張感の無い旅だった。うーん、旅って言うのかな、あんなの?観光とも違うし。一駅づつしか乗らない仙石線。乗った気にならないからほんとすごい。あんなに乗ったのになあ。でも今朝はまたワクワクしてるから不思議。昨日部長に電話して“明日旅に出る”ことを伝えた。今日で終わらせるのか?と聞かれたのではい!と答えた。部長もそのつもりだったようだ。まあまあ順調な滑り出しだなと思われたのに・・・。
しかーし、待ち合わせの時間から15分が過ぎた。
まだ来ない。
昨日はあんなに機嫌が良かったのに、何で来ないんだろう。
今日の本塩釜駅は先週とは打って変わっての強風。
かなり寒い。
缶コーヒーでも買おうと自販機の前に立った瞬間携帯電話が・・・。
部長「おーい、今起きたのか?」
桃太郎「えっ?もう駅に着いてますよ。」
部長「えっ?何処に?」
桃太郎「改札の外の自販機の前です。部長は?」
この「部長は?」と聞き返したあと携帯電話の中から聞こえた音楽にビックリ!!
「テ~テテンテテンテテン♪テ~レ~(音痴ですから~)」
あれ?部長の後方で流れる音楽は・・・。
そうです、あおば通駅の発車の時に流れる音楽だ。
しまった!!
桃太郎「もしかして、ぶ、部長が居るのはあおば通駅ですか?」
部長「えっ?そうだよ。んっ?(部長の頭の中で何かがひらめいたみたいな声でしたね)もしかしてこないだの最後の駅とかに居る?」
かなりまずい雰囲気。かなり怒ってるような声色。社会人なのだから、勘違いだったにしても遅刻の理由にはならない。やばいな~なんて思ってたその時、
部長「あっそう。じゃあ旅頑張って。」の一言のみ。
かなりあっけらかんとしてた。さあ今から出発だというのにまた出鼻をくじかれた気分。 さっきまでのワクワク気分が・・・。また変な事にならなければいいんだけど。おっと、久しぶりなのに前置きが長すぎたな。旅HPだって強調している割には寄り道が多いなあ。ささ、切符売場に行きましょう。え~と次の電車は・・・。8:47かあ~。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は東塩釜駅でーす。
東塩釜駅に到着。仙石線の基本的な終着駅はもちろん石巻駅ですが、あおば通駅を出る電車では、多分東塩釜駅行きが圧倒的に多いはずです。終着駅のように引込み線があり、後続の電車がスタンバッテることも有ります。しかしながら本塩釜駅のようにはお客様が乗り降りしない感じです。北側にも南側にも駅前プールの有る駅です。もちろん両プールにはタクシーがスタンバってます。但し、お店があまり無いので閑散としてます。この駅の大きな特長は南北の風景が全く違うことです。
あっ、もうスペースが無い!
と、特長書けない。言い忘れてましたが、ってまたそれ?このHPには、あー・・・。
つづく 第十話前話の西塩釜駅編の表と裏。これは本線の方が後から出来た駅だと言うことでしょうか?誰か教えて~(また人に頼ってしまった)。歩くだけで時間が過ぎてしまった。でも、下馬駅でも思ったけど、次の電車までの待ち時間が30分位有るんだよな。何で?さっきまでは15分位だったのに・・・。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は本塩釜駅でーす。
本塩釜駅に到着。え~と、次の電車はと・・・。15分後か40分後かあ~。外も完全に西日だし。今日はこの駅で終わりにするか!何か周りに有るかな?んっ?塩釜神社が有るなあ。これも仙石線の旅に入れていいのかな???そうだ部長に聞いてみよう。
桃太郎「もしもし部長、今本塩釜の駅っす。」
部長「へぇ~(桃太郎にはあまり関心無さそうな言い方に聞こえた)。
桃太郎「本塩釜駅の近くに塩竃神社が在るんですけど、それも旅に入れていいですか?
部長「い~んじゃないかな(かなり関心無いね絶対)。」
桃太郎「あと~、暗くなったんでこの駅で終わりにしても良いですか?」
部長「えっ??(急に大声で)何で?(クレッシェンドで)暗いから?(もっとー)」
桃太郎「次の電車16時半過ぎなんです。だから・・・。」
部長「まだ一日目じゃん!張り切ってもう少し旅してみたら?まだ塩竃でしょ?」
桃太郎「(励まされて少し嬉しかったので)分かりました。もう少し旅してみます。」
部長「ちなみに、本塩釜駅って何番目の駅?あと駅って何駅有る?」
桃太郎「14番目の駅です、あと17駅ですね。結構来ました(笑)。」
部長「えっ?(また急に大声で)もうそんなに?そんなに簡単だった?」
桃太郎「えっ?ま、まあ。か、簡単と言えば、まあ。」
部長「マジに?次回で終わっちゃうんじゃない?(少し怒って風に聞こえた)次回企画まだ出来てないよ!!」 「今日は塩竃神社で終わりで良いよ!じゃあね!ガチャ、プー、プー、プー・・・。」
桃太郎「・・・。」「何日かけて行くつもりだったんだろ?」「仙石線だよ?東海道の旅じゃないんだって!」
はあ~。でも、スポンサーの言うことだから逆らえないもんな。気を取り直そうか。 さて、塩竃神社にでも行くか。旅の安全祈願のつもりで寄ろうと思ったんだけど、うーん厄払かな(皮肉です)。思ったよりすぐに到着。歩いてもあまり遠さは感じなかった。やはり正門から約百段の階段を登る事を選んだ。苦労した方が厄払に良いだろうから(まだ皮肉ってる)。さて登るぞ!!登る前、数えながら登ろうと考えてた。1,2,3・・・25,26、ハアーハアー、苦しい。んっ?何段目か忘れた。何でこっちの階段多い方選んだんだっけ?厄払い?登り切れなかったら厄払えないじゃん!!
旅って何だ?
旅って買ってでもしろ?
んっ?
それは苦労!旅って苦労?
合ってるかも。頭い~な(笑)
第一弾企画一日目完。 2008年 8月 11(月曜日)第九話多賀城駅に到着。
ここは、宮城県のみならず東北各地から歴史探訪に足を運ぶ歴史の町です。最近また注目を浴びている多賀城、古く奈良時代には東北の政治の中心として栄えたと言われる所です。
と、言われてもあまりピンと来ないかもしれませんね。今はその当時の片鱗を見ることが出来る大きな建造物が完全に残っているところが無いですからね。京都や奈良を訪れる感じとは全然違います。自分で当時の建造物を創造する楽しさなんですよ。
所々に残る史跡から大きさを想像し、博物館や資料館の写真や文献を見てさらに想像を膨らます。自分で想像するほうが、東大寺よりも大きな建物を想像できるかもしれませんよ(笑)。さらに高台に登れば多賀城や宮城野区、遠くは奥羽山脈の山々も見れます。多分当時の人々もこの景色を見たと思います(と言っても当時の景色は山々だけですが)。
ところで、歴史探訪の旅に出かけるなら東北歴史博物館のすぐ後ろ側の東北本線の国府多賀城駅下車が良いという人も多いでしょう。
しかーし!
仙石線の多賀城駅から徒歩にて多賀城廃寺跡や多賀城碑そして多賀城跡に向かって行くのも趣があって良いものですよ。この地域には昔の景観を壊す建造物もさほど無いので、安心して旅が出来ると思います。
うーん、確かに徒歩のみで旅するのは大変な距離ですが、自転車が有れば十分かと思われます。桃太郎も中学校の時、自宅から遠くなかったので多賀城の歴史を色々と調べたことが有りました。さて駅周辺南側ですが、駅前プールがあって目の前には砂押川、駅横には大きな公園が有り、葉ボタンがたくさんあって綺麗でしたよ。東側に有る砂押川に掛かる橋から南を眺めると、昔の繁華街のような商店が立ち並ぶ。以前はメインストリートと呼ばれてたんだろうな。この駅からは、七ヶ浜方面へのバスも出ている他、至る所にバス路線が有ります。仙台港にも一番近いのかも知れません。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は下馬駅でーす。
下馬駅に到着。ここは桃太郎にとっては辛い思い出ばかりの駅です。この駅前には大きな病院が有ります。坂総合病院です。桃太郎は幼少の頃よりかなりの病弱で夜中にタクシーで担ぎこまれた事も有りました。その後もチョクチョク体調を崩し、この坂総合病院に通いました。さらには今も大嫌いな歯科もここに有りました。毎回行くのが怖くて泣き泣きこの駅に来たのを多分一生忘れません。小学校の高学年になると逆に風邪も引かなくなって、それ以後もここには来なくなりました。今日は昔を思い出して坂病院までの道のりを周りの景色を見ながら往復して下馬駅を終了しましょう(実はあまり長居したくない程のトラウマだったり・・・)。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は西塩釜駅でーす。
西塩釜駅に到着。駅から降りると周りには店らしい店は見当たらなかった。しかし東北本線の塩釜駅の方へ向かって歩いていくとコンビニも銀行も有ります。仙石線西塩釜駅は通勤通学には無くてはならないんでしょうが、駅周辺は古くからの民家や商店が並んでる。なんとなくですが塩釜の表と裏が見えている駅です。
つづく 2008年 8月 10(日曜日)第八話陸前高砂駅に到着。仙石線は福田町を出発すると七北田川を渡り左にカーブ、約2分で陸前高砂に着く。駅に到着して、あれ?何か風景が違う・・・。んっ?自動車学校が無い!いつからなんだろう??結構名物(俺だけ?)だったのに、またまた淋しいですね。
改札を出るとすぐ正面に国道45号線。でもそこに行く前に駅前商店街?が有る。地元の人や電車を降りてきた人が利用するのだろう。うーん、今までの駅もそうだけど、駅前って感じじゃないんだよなあ。
華やかさ?
便利性?
考え方は色々有ると思うけど、駅周辺では買い物をしないって事なんだろうか?駅ってキオスクが有ればほとんどの用は足りてるんだろうな。お店の来客層が車が中心という考え方により郊外の大型ショッピングセンターがたくさん出来てしまって、駅ってただ乗り降りするだけのものになってしまったんだな。通勤通学以外では完全に車社会になった事を意味してるのかもしれない。今の人は電車の旅なんてしないんだろうし、電車って車社会では便利なものではなくなってきたんだね。駅の商店街見ただけで時代の移り変わりを考えさせられてしまったなあ~。
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は中野栄駅でーす。
中野栄駅に到着。ついにやってきました!!桃太郎が小学校時代に地域住民の強い願いから出来た駅です。中野栄駅が出来るまでは、地域住民の最寄りの駅は、自転車で30分の陸前高砂駅か同じく25分の多賀城駅しかありませんでした。どちらにしても最寄りの駅とは言えない距離。この駅が出来た時には地域住民皆大歓迎でした。
春の写生大会では皆で駅の絵を書きに行った思い出も有ります。さらには通学に10年間利用した本当に思い出深い駅なんです。但し、いまだに悔しいと思うのは、この駅には快速が停まらない事!学生時代、快速の停まる駅からくる友達が親友だった。彼は桃太郎の為に、快速には乗らず、次の各駅停車で一緒に帰ってくれた。
いい話?
いやいや、俺にとっては後ろめたい毎日でした。何で中野栄には快速が停まらないんだ?彼が優越感に浸っていたかは定かではないが、桃太郎に劣等感があったのは間違いない。うーん暗い人間だったんだな。さてさて旅してるんだし暗い思い出蒸し返してもしかたがないから、久しぶりに周辺を歩いて見るかな。
中野栄駅の改札は二階にあって南北に降り口が有ります。南は、国道45号線、北は住宅街です。北には仙台育英学園が有ります。北側は以前と大きな変化は見られないが、南側はあまりの変化に昔どうなっていたのか思い出せなくなってしまった。当時駅の周辺に在ったお店なんてコンビニ「パンプキン」だけだったし、あとはブックス「なにわ」くらいだったもんなあ。学生時代は結構不便な駅だと思っていたのに、今はアパートを周辺に借りたとしても何不住無く暮らせる程に発展してる。逆に昔遊んでた田んぼや堀が全く無くなったのが少し残念だなあ。おっと感傷に浸りすぎてるぞ!あれ?もう14時だ。名残惜しいけど旅続けないとな。太陽がかなり傾いてきた。やばい!!
さてさて次の駅に進みましょうか。次の停車駅は多賀城駅でーす。
つづく
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