山形駅に到着。山形市内もまだまだ雪が残っていた。
桃太郎「仙山線少し遅れましたね。」
旅人K「そうだな。10分くらい遅れたな。でも雪国ではよく有る事だよ。まだまだ雪が深かったからな。峠越えの時駅に止まって、車両の下の雪を落としてたぞ。」
桃太郎「そういえば、止まってる時間長い駅有りましたね。」
部長「まあたかが10分ちょっと。ゆっくりの旅なんだから大丈夫でしょ。」
この時点では、まだ雪国の怖さを感じてない3人だった。
部長「次は、奥羽本線だ。米沢まで行くぞ。約一時間位だな。」
旅人K「米沢駅かあ。という事は次は米坂線に乗るのかな?」
部長「内緒。」
山形駅は、さすがに仙山線、奥羽本線、新幹線の発着駅だけあって大きい。
ホームにもたくさん電車が止まっていた。
秋田方面から到着した電車の車両の下にビッシリ付いていた雪が、日本海側に来たんだと思わせる風景だ。
桃太郎「雪深いですね。日本海側は。」
旅人K「今年は特に多い様だが。この程度なら列車は大丈夫だと思うが・・・。」
外の気温とは裏腹に車内の温度は、常夏のハワイ並。靴に付いた雪もあっという間に解けていた。
電車が走りだす。奥羽本線もかなりのスピードを出す。この雪でも電車にはあまり影響が無いようだ。遅れることなく米沢駅に到着。
部長「おお、雪深いというレベルじゃないな、この雪は!」
部長が驚くのも無理はない。米沢が雪深い事は何となく分かっては居たが、これほどの積雪とは
宮城からあまり出た経験のない桃太郎が一番驚きと不安に駆られていた。
部長「いよいよ米坂線だ。」
旅人K「旧国鉄色の車両だから、よく見ておくと良いよ。」
部長「俺と桃太郎は車両とかに詳しくないからな。旅人Kに教えてもらおう。」
【補足とお詫び】この旅は2007年に実施されております。
初期作品にてはここで旅人Kにより旧国鉄車両の説明が細々となされていましたが、以前起きたサイトバックアップパソコンの大破事件により復元できませんでした。
本当に申し訳ございません。そこで簡単な説明のみにて掲載します。
この2007年当時はまだキハ40、47、48形やキハ52形、キハ58系が使用されていました。
この後、2008年11月1日よりキハE120形やキハ110形も使用されるようになったのでした。
つづく