第二弾の旅。
あれから一ヵ月半、すっかりお正月も節分も過ぎ去り、旅の原稿も提出し、まさに明日からお正月休暇でも・・・。と安心した矢先の電話。
部長だ!
部長「第二弾の原稿読んだよ。旅の内容薄いな。」
桃太郎「各駅停車するほど中身の濃い所あまり見つかりません。」
部長「旅がのんびり過ぎたからかな?間延びかな?」
桃太郎「待ち時間が多過ぎるだけでないでしょうか?」
部長「そうかそうか、お正月休暇明け第三弾やるぞ!」
桃太郎「えっ(唐突だなあ)?分かりました。」
そして、前日・・・。
部長「明日の時間言ってなかったな?朝一の電車で仙台駅な!」
桃太郎「早いですね。分かりました。」
そして当日。長い一日の始まりでした・・・。
部長「朝早くご苦労さん。」
桃太郎「昨日早く寝たので大丈夫です。」
部長「今日は時間が無いんだよ!だから話は電車の中だ。もう乗れ!」
桃太郎「は、はい。」
さて何に乗ったかと言うと、三度(みたび)東北本線です。しかも下り。これに乗るって事は北に向かうって事です。前回の第二弾で二度も乗った電車です。
部長「さて、では第三弾の発表するか?第三弾は、なんと石巻線の旅だ!」
桃太郎「おー、そうですか?もしかしてとは思ってました。」
部長「そうか。予想付いてたか?」
桃太郎「県内の路線はもうそんなに有りませんからね。これに乗ったら予想は付くかと。」
部長「そうだな。では何をするかだな?」
桃太郎「各駅停車ですよね?」
部長「おー察しが良いな。当たりだ。」
桃太郎「毎回同じですから・・・。分かりますよ。」
部長「なるほど、そうかそうか。でも今回は一味違うぞ!」
桃太郎「各駅停車の時点で変わり様が無くないですか?」
部長「ふふ。実は今回は忙しいのだ!なんと一日で終わらせてくれ。」
桃太郎「えっ?そんなに短い路線じゃ有りませんよ。確か。」
部長「ふふ、下調べしてきたようだな。」
桃太郎「一日で可能なんですか?」
部長「可能だよ。今回は特別に時間表を作成してきたのでこれ通りに進んでね。」
今回は、企画発表で一話目が終了してしまう位緊迫感があります。
つづく